夏の赤い花

山々や庭木には白い花が多い夏ですが
一歩家の敷地に入ると、足元の花壇には色とりどりの花が咲いています。
子供の頃過ごした広島の実家の庭にも、あらゆる夏の花が咲いていました。

中でも赤い色の花は、鳳仙花の美しさとケイトウのグロテスクな印象と共に
いまだに一番心に残っている、西側にずらりと並んでいた背高のタチアオイ。
赤い色が南国の花を思わせます。
「夏休み」を思い出す時、蝉の声とともに、このタチアオイの花と
その花たちが作ってくれる日陰の涼しさが心に蘇ります。

タチアオイ

こちらは東京谷中でみつけたタチアオイ。
見事に大きな花を咲かせていました。


「梨棗(なしなつめ) 黍(きみ)に
  粟(あは)嗣(つ)ぎ
    延(は)ふ 田葛(くず)の
       後も逢(あ)はむと
          葵(あふひ)花咲く」 万葉集


この歌には6種類の植物が詠まれています。

梨(なし)
棗(なつめ)
黍(きび…古代では"きみ")
粟(あわ)
葛(くず)
葵(あおい)

そのまま詠めば
「梨、棗、黍に次いで、粟が実り、
 一旦分かれた葛がまた逢おうというように葵の花が咲く」
ですが、中身はこんな意味なのだそうです。

「梨、棗と続くように、あなたに会いたい。
葛(のつるが別れてまたつながるように、
またあなたに会いたい
あなたに逢う日は花咲くようにうれしい」
(葵(あおい)="あふひ"で、「逢う日」をかけている)

もちろん小学生だった私にはそんな想いでこのタチアオイを見上げたことは一度もなく
いつでもオママゴトの具材でしかありませんでしたが。(笑)

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